yamamoto ryo

2025年に開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の競技のひとつにカヌーがあります。令和4年度の「いちご一会とちぎ国体」と令和5年度の「燃ゆる感動かごしま国体」に出場された山本嶺選手にお話を伺いました。

Q. カヌーを始めたきっかけは?

両親がキャンプ好きなので、湖岸キャンプによく連れていってもらっていました。2歳頃からレジャーカヌーに家族と一緒に乗っていたので、カヌーは身近な存在でした。小学生の頃は部活でサッカーや少年野球をしていましたが、家族と相談して中学生から本格的にカヌーを始めました。

Q.スラロームの魅力を教えてください。

変化の激しい水の流れを下っていくので、刺激的なところが魅力です。

Q.普段はどんなトレーニングをされていますか?

背中の筋力アップのトレーニングや体幹トレーニングをよくしています。上半身を使うスポーツと思われがちですが、下半身も使うことが多いので、全身鍛えることが大切です。

Q.カヌーをしていて良かったなと思う時は?

普段練習している時はカヌーの関係者以外、人がいないので、試合などで、地元の方などが観戦にお越しになると面白そうとかすごいといった反応をもらえるのでうれしいですね。「格好いい!」、「やってみたい!」という言葉を聞くと、カヌーを知ってもらえたと感じることができるので、やっていて良かったなと思います。

Q.普段の生活で気を付けていることはありますか?

8時間の睡眠をとることを意識しています。十分な睡眠がとれないと練習に集中ができなくなったり、身体が重くなったりしてしまうので、睡眠は大切だと感じています。後は身体が固まってしまわないようにストレッチを心がけています。

Q.苦しい時の乗り越え方は?

練習をたくさんします。しかし、自分だけで練習しているとどうしても主観的になってしまうので、年齢など関係なく、実力のある選手に自分の動画を見てもらってアドバイスをもらいます。

Q.目標としている選手はいますか?

技術によって目標とする選手は変わります。漕ぐ速さの技術、回転の技術などそれぞれ独特の技術を持った選手の真似をしたいと思うのですが、なかなか難しいです。

Q.ルーティンなどはありますか?

背伸びをして、身体をまわして、顔に水をかけて練習を始めます。試合のときも同じようにやっています。試合中は呼吸が浅く荒くなるので、酸素が取り込みにくくなります。レーススタート台に立ったら、肺いっぱいに酸素取り込むために、深呼吸してからスタートします。

Q.試合前の直前練習ではどんなことを意識していますか?

当日のコースはわからないので、前日の公式練習でこういうコースが出るかなとイメージしながら練習します。

Q. 試合中に、見て欲しいポイントはありますか?

まっすぐ漕ぎ下るスピードは得意なので、ゲート間のスピードを見て欲しいと思います

山本嶺 競技の様子

Q. 今後の目標を教えてください。

来年(2025年)の滋賀県で開催される国スポでの優勝です。

Q.来年度(2025年度)、大津市で開催される国スポ・障スポに向けての思いをお聞かせください。                                       

優勝することが目標ではありますが、それだけでなく、大津で行われるので近隣の方やカヌーを知らない人にも来てもらって、カヌーの楽しさやカヌー競技について知ってもらいたいとも思っています。

山本 嶺(やまもと りょう)選手のプロフィール(2024年6月現在)

  • 2022年 「第77回国民体育大会いちご一会とちぎ国体2022」
    成年男子カヤックシングル 第5位
  • 2023年 「燃ゆる感動かごしま国体2023」
    成人男子カヤックシングル 第2位

公益財団法人 滋賀県スポーツ協会 所属